2026/08/06

会長便り(2026/8/6)



このたびの熊本県を震源とする地震により被害を受けられた皆様、ならびにご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復旧を、心より申し上げます。

梅雨が明け猛暑日や酷暑日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ラン&ウォークの会では暑さに負けることなく活動を続けています。6月は渋川クロスカントリーコースで「第3回あじさいプチ大会」を開催し、7月は国の重要文化財の旧三河島汚水処分場と柴又帝釈天を巡るウォーキングを楽しみました。8月は前橋ランニングクラブ連合会の皆様に合流させていただき、合同練習会やイベントを実施し、充実した時間を過ごしました。

あじさいプチ大会は今回も天候に悩まされましたが、雨も上がり、また、過去の開催の中でも、最もあじさいが美しく咲き誇る中で、開催することができました。ランの方もウォーキングの方も皆さん楽しまれていました。終了後はいたずらありのお弁当を囲み、じゃんけん大会も大いに盛り上がりました。7月は初めての代表的遺構見学。「奥の細道」出発地点の千住宿を通り旧三河島汚水処分場へ。欧州の技術を取り入れ大正11年から平成19年まで使用されていた建造物を見学、随所に技術と工夫がされていて当時の知恵と技術に感動しました。その後、柴又へ移動し帝釈天の彫刻ギャラリーを見学。法華経の逸話を題材にした見事な彫刻が施されており、彫刻ギャラリーを知らなかった方が多く皆さん立派な彫刻に感動されていました。8月は連合会の皆様に合流させていただき、練習会のお手伝いをしました。赤城大沼周回コースで街中より涼しく天然クーラーの中で開催でしたが、ランナーは汗だくで走り抜け、ウォーキングは赤城神社や覚満淵を散策し楽しまれていました。終了後はオレンジ、きゅうり、トマトなど塩分水分補給にぴったりの提供もあり盛り上がった練習会でした。9月は菅平で合宿、10月はアプト道マラニックと毎月イベントが続きます。暑さに負けず、これからも元気に走り、歩き続けます。皆さんのご参加を心よりお待ちしています。

 

会長 倉島

2026/06/04

会長便り(2026/6/4)

 


6月に入り梅雨入り間近になってきました。梅雨はジメジメした暗いイメージもありますが、色とりどりの紫陽花が咲き、心は癒される景色です。雨に濡れた紫陽花は一段と鮮やかに見え、この時期ならではの風情を感じさせてくれます。梅雨ならではの景色を楽しみながら、気持ちは明るく過ごしていきたいですね。

 ラン&ウォークの会も6月は渋川クロカントリーコースを利用した「あじさいプチ大会」を開催します。まさに紫陽花の景色を楽しみながらコースを走るまたは歩く大会で3回目を迎えます。参加された方は皆さん楽しかったと好評をいただいております。7月は初企画の国の重要文化財である旧三河島汚水処分場と柴又帝釈天を巡るマラニックです。汚水処分場はヨーロッパの技術を取り入れられ、様々な構造が見学でき昔の人の知恵と技術に感銘を受けます。帝釈天は映画「男はつらいよ」の舞台として知られていますが、法華経の説法をモチーフにした胴羽目彫刻が見事です。8月は真夏でも下界より10℃くらい涼しい場所の赤城で前橋ランニングクラブと合同で「赤城大沼チャレンジ」として大沼周回コースやウォーキングを開催します。ランナーには夏の良い練習になります。9月は恒例の合宿。今年は実業団や駅伝ランナーの練習場所になっている菅平高原で開催します。起伏もあり良い練習になり、またウォーキングの方も真田藩の歴史を感じる場所を巡るなど楽しさが多い合宿です。

毎月楽しめるイベントを開催していますので、年間スケジュールをご覧いただき、ぜひ一緒に楽しみましょう!


2026/04/01

会長便り(2026/4/1)


桜が咲き誇る春の景色の中で、新年度がスタートしました。ご就職、ご入学された皆様おめでとうございます。新しい環境での毎日が実りある素晴らしいものになりますように応援しております。

さて、「ラン&ウォークの会」も改名をして2年目を迎えました。昨年度は試行錯誤で進んで参りましたが、大勢の皆さまにご参加いただいたおかげで、毎回素晴らしい会を開催することができました。ありがとうございました。スタッフ一同心より感謝申し上げます。

今年度も「新たな挑戦」のイベントも企画しております。年間スケジュールはこのホームページ内の「年間計画」をご参照ください。これからも皆さまと一緒に楽しい時間を過ごせる会にしていきたいと思っておりますので、引き続き「ラン&ウォークの会」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 ラン&ウォークの会会長 倉島

2026/01/23

会長便り

 


2026年の元日はニューイヤー駅伝、2日、3日は箱根駅伝を応援しながら新年を過ごされた方が多くいらっしゃったのではないでしょうか?年末年始気分も終わり、日常生活に戻っている事と思います。

「ラン&ウォークの会」も1月は16日に前橋ランニングクラブ合同連合会に合流させていただき、「群馬の森」で練習会を行いました。ランニングはペーサー付きで走り始めには良い練習になっていたようです。ウォーキングは観音山古墳を楽しまれたようです。

2月には明治神宮、新宿御苑を中心に「梅めぐりマラニック」を開催します。春を知らせてくれる梅の花を探しながらめぐるマラニックです。特に新宿御苑では春の園遊会でも知られている庭園でもあり、四季それぞれの草花が見られます。

3月には春の浅草をマラニックで巡ります。桜の花と浅草の風景を一緒に、季節ならではの景色を楽しめることと思います。

まだ寒い日が続きますが、春の訪れが待ち遠しく感じられますね。2026年も皆様と一緒に楽しめる日を楽しみにしております。

倉島


2026/01/06

会長だより

 新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様にとって良い一年となりますようお祈り申し上げます。



2026年は60年に一度の「丙午」。丙午の「丙(ひのえ)」は火の陽(燃える火)、「午(うま)」は馬を意味し、「火の馬」として情熱的で強いエネルギーを持つとされているそうです。丙午にあやかり、ラン&ウォークの会も情熱的で元気いっぱいに、そして皆様が楽しんでいただける企画を準備し、幹事一同心よりお待ち申し上げております。皆様にお目にかかれる日を楽しみにしています。本年も「ラン&ウォークの会」をどうぞよろしくお願いいたします。

ラン&ウォークの会会長 倉島


2025/12/08

会長便り(2025/12)


 2025年も12月に入り短い秋を過ぎ、一気に冬になってしまいましたね。今年はすでに新型インフルエンザが流行していますので、感染予防に努めていただきたいです。

さて、毎月のイベントでは9月にお料理が素晴らしいロッジタケゲンさんを拠点に毎年恒例の2泊3日の妙高合宿を実施しました。今年は天気と睨めっこの日々で、夢見平マラニックは足元が泥だらけになってしまいましたが、楽しく過ごせました。10月は以前開催して好評だった桐生マラニックを開催。桐生在住の方に全面協力をいただき、ガイドブックには載らない桐生の街をランやウォークでまわり、桐生織物や歴史を学び、またローカルフードでお腹もいっぱいになり、心もお腹も満足の一日でした。

過去のイベントのレポートはホームページの「イベントレポート」を読んでいただけると楽しかった内容がわかっていただけると思いますので、お時間がある時に読んでみてください。

12月末は今年最後のイベントで、我が幹事の近藤が「箱根駅伝経験談」を面白おかしく話してくれる予定です。笑って年末を締めくくれるのは幸せですね。

少し早いですが、本年も大勢の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。幹事一同感謝申し上げます。来年も様々な企画をしていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。寒さ一段と厳しくなってきますので、どうぞ体調崩しませんようにお過ごしください。また来年! 倉島


2025/09/05

会長便り(2025/9/5)

 


9月になりましたが今年は異常気象と言われるほど猛暑日続きで、走りやウォーキングをしたくても控えてしまいもどかしい日々を過ごされている方も多いと思います。過ごしやすくなる気候が待ち遠しいですね。

さて、ラン&ウォークの会は皆さんの体調や安全を第一に考え、7月は夕涼みトレーニングとして夕方から開催。ウサギランニングクラブの方々にご協力をいただき、トラックでのビルドアップ練習などを行い、とても良い練習ができました。ウォーキングは国立競技場周辺を散策。バッティングセンターでチャレンジしたりと楽しい時間を過ごしました。8月は納涼会で練習などは行わず、十条銀座商店街を散策、お買い物などを楽しみ、ボーリング大会では昔取った杵柄?で普段見られない姿が見られ、最後は打ち上げで乾杯!昔話や現在の事、これからの事など様々な話が飛び交い、最後まで盛り上がった一日でした。コロナ以降、懇親会は控えていましたが、たまには開催をしても良いのかな?と思えた時間でした。

これからの日程としては9月には毎年恒例の合宿があります。合宿と言っても大人の遠足のような感じでランニングとウォーキンググループに分かれてそれぞれ楽しみ、夜は美味しいお料理と共にお酒と会話を楽しみながら過ごします。2日目はお弁当を持って夢見平や笹ヶ峰牧場マラニッで学生時代を思い出す遠足気分の一日を過ごします。老若男女問わずにワイワイ楽しい合宿が楽しみです。10月は以前開催して好評だった桐生マラニックを開催します。桐生は歴史ある建物も多く、見どころ満載なマラニックで時間が足りないほど盛沢山で、久しぶりに懇親会も行います。こちらも楽しみです。

ラン&ウォークの会はみんなで楽しめる時間を提供できるようなイベントを企画しています。参加された方に楽しかった!また参加します!の言葉が一番嬉しく、スタッフの活力にもなっています。お気軽にご参加いただき、楽しい時間を一緒に過ごしましょう!お目にかかれるのを楽しみにお待ちしております。


2025/06/22

会長便り(2025/6/22)by倉島

 


梅雨に入っていますが、すでに梅雨を通り越して夏のように感じる日々ですね。さらに湿度も高く、体が暑さについていけない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。熱中症には十分お気をつけてお過ごしください。

 さて、新体制になり3か月になろうとしています。4月は「鎌倉マラニック」を開催し群馬、埼玉方面からも大勢の方にご参加いただき、ランもウォークも大好評をいただきました。鎌倉をまた巡りたいと嬉しい声もたくさんいただきました。

5月は管理栄養士でもあり幹事の斎藤を講師に「若さを保つために何をいつどう食べるか」の講義とミニマラニックを開催。特にタンパク質は重要で、普段のメニューにちょっと加えるだけの実践できるメニューをたくさん紹介してもらいました。朝食はフレイル予防になる!食事の大切さを教えていただき、最後は「一生元気で動ける体を目指す体操」をみんなで実践。午後は任意でマラニック。のんびり散策気分で楽しかったです。

6月は昨年に続き「渋川クロスカントリーあじさいプチ大会」を開催。雨予報で前日ギリギリまで開催の有無を幹事で協議し、開催することに決定。心配をよそに大会当日は雨も上がり青空も見え気持ちも晴れ晴れで開始!今回は1周約3キロのコースを周回、雨上がりで湿度が高く参加者は汗だくでしたが、ランナーもウォーカーも最後は笑顔でゴール。参加賞の登利平のお弁当を美味しそうに食べておられました。最後はじゃんけん大会!みんな真剣!楽しかったです。

7月は東京体育館競技場のトラックで練習&ウォーキングは国立競技場周辺を散策します。9月は恒例の妙高高原で合宿。合宿という名の大人の遠足的なイベントです。

毎月イベントを開催していますので、年齢、性別問わずお気軽にご参加いただけると嬉しいです。幹事一同皆様のご参加をお待ちしております。一緒に遊びましょう!



2025/04/01

「ランニングの世界・友の会」 会長就任の挨拶 2025/4/1

 


この度、ランニングの世界・友の会会長に就任いたしました倉島志保と申します。

歴代会長の方々が築いて来られた功績に恥じないよう務めさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 また、「ランニング大学」の名称で長年親しまれてきましたが、皆様に更に親しんでいただけるように「ラン&ウォークの会」と名称を変更いたします。それに伴い、学長であった山西哲郎先生は顧問、会長であった西村かおるは名誉会長として新たに出発いたします。名称は変更いたしますが、これまでの内容を基本として、さらにイベントなど幅を広げた企画をしていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

 近年はウォーキングの方も増え、走る仲間だけでなく、歩きの仲間も一緒に楽しめる仲間づくりの場のひとつとして皆様にご参加いただける様な会にしていきたいと思っております。これまでの経験を活かし、楽しい企画をしていきますのでお気軽にご参加ください。

 毎年4月には山西哲郎先生が編集主幹されている書籍「ランニングの世界」を発行しており、今回で発刊29号になります。ランニングを文化として追及する場としてテーマを設け、多方面の方々から執筆していただいております。読み応えのある内容になっておりますので、こちらもお楽しみいただければ幸いです。

 新体制でスタートいたしますが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

会長 倉島志保




2025/03/15

「ランニング大学」名称変更およびランニングの世界・友の会会長交代のおしらせ 2025/3/16

 


2025年4月より「ランニング大学」の名称から「ラン&ウォークの会」に名称を変更いたします。

これまでランニングの内容を中心に開催して参りましたが、近年、ウォーキングでの参加者も増えてきており、ランニングとウォーキングの両方の方々に気軽に参加していただける様に、名称を変更することにいたしました。

これまで参加していただいた方々にはご心配をおかけいたしますが、名称変更のみで今までのランニング大学と内容は変わらず、さらに今まで以上に幅広くイベントなどを企画していく予定です。

また、ランニングの世界・友の会の会長を西村かおるが務めて参りましたが、西村は名誉会長に就任、新たに会長は倉島志保が就任いたします。新体制の詳細は改めてお知らせいたします。

新体制になりますが、今後とも変わらぬご支援をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。


西村かおる ご挨拶 2025/3/6

 春は三寒四温といいますが、今年の春の寒暖は激しすぎると感じています。東京では5月の気温の翌日に雪となったところもあります。桜のつぼみもどうして良いか、戸惑っているのではないでしょうか。そして大会をひかえるランナーも30km走や大会当日の天候をとまどいながら気にしていることと思います。

    私の今シーズン大会参加は、11月富山マラソン、12月NAHAマラソン、2月高知龍馬マラソン、3月四万十川桜マラソンの予定でした。富山マラソンは天候に恵まれ、気持ちよく走ったのですが、その後、左足足指をぶつけて2本骨折し、NAHAマラソンは無念の不参加。高知龍馬マラソンはギリギリ間にあったのですが、練習は最高気温9度で強風の日に、やっと20kmを半分歩いて走っただけ。これほど練習しないで、大会に参加する無謀さに我ながらあきれながらハーフまでは目指そう、と思ってスタートしました。ラッキーだったのは、当日は曇り、気温13度で無風という絶好のマラソン日和!天候に支えられ、富山マラソンのタイムから遅れること3分でゴールできました。しかも、骨折の影響で早く走ることができないため、抑えたイーブンペースとなり、比較的楽な走りでした。とても嬉しい反面、骨折前の練習は何だったのだ、とがっくりしたのも事実です。自然の重要性を今一度感じた一日でした。

2024/05/12

西村かおる会長 ご挨拶 5月巻頭言(2024/5/13)

 ~この春にあったこと~

早いもので、新緑が輝く5月も半ばとなりました。今年も半分近くが過ぎようとしています。あっという間に時間がたってしまう、と感じているのは私だけでしょうか。とはいえ、自然の中を走る生活をしていると、飛ぶように流れる季節も、敏感に感ずることができるのは幸せなことです。

 すでに詳細なレポートが掲載されているように、先月、前橋で山西先生叙勲のお祝いマラニックが盛大に楽しく開催されました。例年ならば、とっくに散り去っている桜が、奇跡のように長い利根川べりを満開で飾り、お天気にも恵まれ、本当にゴージャスな1日でした。自然を走ることを文化として広げることに人生をかけてきた山西先生への神様からのお祝いのように感じ、とても幸せな春爛漫日でした。

 さて、時間の流れを実感するもう一つとして、毎年4月に発刊される「ランニングの世界29号」が出ました。今回のテーマは「多様なランーあなたは?」です。世の中では、ダイバシティ、あるいは多様性の重要性が注目されていますが、今回の号には元アスリートランナーから、バリバリの市民ランナーまで26名が執筆しており、その内容は実に多様です。一つだけ共通点を挙げるとするならば、執筆者は熟年者そろいということでしょうか? 一人、一人、全く異なる人生ドラマがあると同様、ランニングについて書いても、オリエンテーリング、トレイルラン、トレーニング方法、国内外のラン、コース紹介、ランニングの歴史、スケッチランや、写真、また主催者の立場としてなど、など多彩で同じものが全くありません。今さらながら走ることは、生きる表現なのだ、と実感しました。ぜひ、ご一読いただき、あなたも表現していただければ、と願っております。





2024/04/03

西村かおる会長 ご挨拶 2024/4/4



 今シーズン最後の大会で学んだポジティブシンキングとユーモアの大切さ

今年は三寒四温がより激しいですが、それでも春本番となってきました。マラソンシーズンもそろそろ終盤です。3月24日、私は今シーズン4回目、最後のフルマラソンとして、高知県で16th 四万十川桜マラソンを走ってきました。四万十川のマラソン大会というと高知でもウルトラマラソンと思われますが、100km大会は10月です。また四万十川は長く、場所も大きく異なります。桜マラソンは土佐街道と呼ばれる上流の秘境四万十川沿いを、延々と続く桜並木の下、菜の花を見ながら走ります。このマラソン大会はともかく、雨が多い大会で、桜の開花は運しだい。私は昨年から参加しましたが、スタート時は雨、しかしすぐに曇りとなり、桜は満開という比較的ラッキーな大会でした。しかし何とか美しい晴れの清流と桜を見たいと申し込んだ今年は、数日前からずっと土砂降り。当日も土砂降りの上、雷警報も発令されていました。エントリー数1184名で、出走は828名(大会HPより)、約20%にあたる248名がキャンセルしたのもうなずけます。かくゆう私も迷ったのですが、高齢者率の高い過疎地で雨の中、運営してくださる方たちのことを考えると、ともかく出走しよう、ハーフまではともかく走ろう、と自分をふるいたたせました。

とはいえ朝5時半、高知駅始発列車の窓を容赦なく雨粒がたたきつけます。乗車中の2時間20分、雨は更に強くなり、テンションはダダ下がりでした。終点の窪川駅を降りるのは、ランナーばかり。スタートの小学校を目指して深く傘をさし、皆もくもくと歩いています。そんな中、前方に傘をささずに、カッパ姿ですでに走る格好をした2人の若い女性がいました。私が追い抜く時、二人の本当に楽しそうな、はしゃいだ声が聞こえました。「イェイ!これから長い水遊びができるぞ!やったー!」なんと、ポジティブ! 思わず笑ってしまい、その言葉で気持ちを一気に明るく切り替えてもらえ、会場に入りました。

スタート直前、大会事務局から「本日は雷警報も発令されおりますが、大会を開催することとしました。しかしコースに出れば雷を避ける避難場所はありません。皆さん、各自でご対応お願いいたします」とのアナウンス。思わず心の中で「どう対応すればいいの?」と突っ込みをいれつつも、「そうだよね。秘境と呼ばれる自然の中を走るのだから。しかし、わざわざアナウンスする?」とこれにも笑いが出ました。

 スタート直後、沿道で応援してくれていた高齢の女性が「雨でごめんねぇ!」とランナーに何度も謝っていました。驚きと笑いで思わず「大丈夫!ありがとう!」と叫んだのですが、たっぷりパワーをもらいました。

その後、緩やかなアップダウンを走っていると、私の前を走っていた中年男性が、雨の中コースに立ってくれていたスタッフに「坂道ばっかりで走りにくい!」とぶつけるように言い捨てて、走り過ぎました。私は「自然コースの大会に申し込んで、そんなこと、言う?それも魅力なのに」とビックリ。なぜか、スタッフは「ありがとうございます」と答えたのですが、その言葉は後ろを走っていた私に届きました。私も「ありがとうござます」と答えたのですが、「ネガティブは毒だ」とつくづく感じた瞬間でした。

ゴールまでずっと雨でしたが、日焼けしない、走りながらクーリングできる、お風呂に入らなくても汚れが流せる、雨にけぶる四万十川は美しい、と良いことばかりでした。おかげで疲れも汚れもさほど気にならず、着かえただけで、その夜、高知駅から同級生のコミックバンドライブに直行し、2時間お腹を抱えて大笑いし続け、本当に身も心も満たされた一日となりました。

四万十川 沈下橋(水量が増すと沈下する橋)こんな橋が四万十川にはあちこち。

夏には子どもたちがこの橋から飛び込んで遊んでいます。夏の風物詩です。


2024/02/21

西村かおる会長 ご挨拶 2024/2/22

 三寒四温の毎日、街中を走っていると、向かってくる風に梅や沈丁花の香りが運ばれてきて、思わず深呼吸する季節となりました。暖かな春日となった2月18日、今年は10回目の記念大会となった高知龍馬マランに出走しました。高知は私のふるさとでもあり、コロナ以降は東京との二拠点生活の場でもあります。私は第1回龍馬マラソンから連続出場しており、10回完走することができたことはとてもうれしいことです。

第一回大会は3000人ちょっとの参加者で、応援もとても少なく、雄大な太平洋の海沿いコースは護岸工事中で寂しい大会でしたが、年々賑わいを増し、一時期の参加者は1万人を超えました。しかし他の大会同様、コロナの影響を受け2回は中止、コロナ解禁となった今年は1万人超えを目指した大会でしたが、8000人あまりの参加でした。大会前には経済面も含め、運営の厳しさも報道されました。しかし沿道の応援人数は今まで一番多く、応援方法も工夫され、私設エイドや、バンド、スピーカーを使った音楽など、内容が豊になってきました。それは春の陽気とコロナ解禁のせいだけではなく、箱根駅伝で圧倒の優勝を飾った青山学院の陸上部選手が走ること、また記念大会ということで、子供や車いすの方が参加できるファンラン、42.195kmをペアでタスキリレーする新しい企画があったことも影響したと思います。因みに優勝は箱根で8区間賞を取った青山学院大学1年生、塩出翔太選手の2時間19分20秒でした。

応援に話をもどすと、前日には地元の新聞に参加者全員の名前が出ため、つぶさに確認してくれた同級生や、親戚などから次々と応援ラインや電話がはいり、「どこどこで応援しているから、声をかけて」と嬉しいお声かけがたくさんはいりました。10年前は一部のランナーのためだったマラソン大会が、だんだん市民のお祭りに近い大会に育ってきたと実感し、うれしかったです。

 高知龍馬マラソンのキャッチコピーは「わざわざ高知で走ろう!」です。昭和の時代には、「陸の孤島」と呼ばれた高知の名残でしょうか。それとも、事実上まだへき地から脱してしていないのか? ともかく、沿道で応援してくれる人たちからは他の大会では、ほとんど耳にすることがあまりない「わざわざ、走ってくれてありがとう、ありがとう!」「よう走ってくれた!」、また高齢の方たちは「偉い! 偉い!」という誉め言葉が、頑張れの代わりに連発されたりします。「こちらこそ、応援ありがとう!」の応酬は、ほっこりした力をもたらしてくれます。『ランニングの世界・友の会』でも、参加者同士のやりとりで、ほっこりした力が生まれるような運営をしていきたいなあ、と思いながらゴールした楽しい大会でした。ぜひ、来年はわざわざ、参加してみませんか?     西村かおる

2023/12/31

西村かおる会長 新年ご挨拶  2024/1

 新しい年が明けました。本来は「おめでとうごさいます」とご挨拶すべきところですが、今年は元旦から大地震、羽田空港航空機事故、あちこちでの大火事と連日大きな災難が続きました。まずは被害に遭われたたくさんの方々に、お見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。そして一日でも早く、被害に遭われた方々が平安な日常生活が過ごせることを深くお祈りいたします。

単独に災害が起こる確率は同じなのでしょうが、それにしても新年3が日に、こうも悲惨な災害が続くと、一体今年はどうなるのだろうか、と暗澹とした気持ちになります。そんなやりきれない気持ちにお正月らしさを与えてくれたのは、やはり箱根駅伝でした。

とはいえ、お雑煮やおせちを朝食として食べながら箱根駅伝を見るいつものお正月のはずが、テロップでは、揺れが続く北陸の情報が続々入ります。被災地の方々のことを考えると、自分が当たり前のお正月を迎えていることにとても申し訳ない、という気持ちを持ったのは、きっと私一人ではなかったのではないかと思います。しかし選手たちの全身全霊をかけて今を必死で走り切る姿は、そんな後ろめたさから「今、自分がある場所で精いっぱい生きる大切さ」に戻してくれました。「今、私がおせちを食べることをやめても、被災者を救えるわけではない。今はたくさん感謝しておいしく食べよう。そしてできる時がきたら、私なりのベストを尽くそう」と思い直しました。

走ることは、とてもシンプルです。でもシンプルなゆえに、それだけ奥が深く、生きることと直結し、教えてくれることがたくさんあることを再度強く感じました。

今年も皆さまと、更にランニングの世界を深めていきたいと願っております。どうぞよろしくお願いします。   西村かおる(2024年1月)

※写真は「23年富士山頂のご来光」





2023/12/30

西村かおる会長 ご挨拶 2023/12

 皆様にとって、2023年はどのような一年でしたでしょうか? コロナも5類となり、マラソン大会が日常にもどってき、当会でも、4年ぶりに忘年会を開催いたしました。

忘年会では、参加者おひとり、おひとりから一年の振り返りと最も印象に残ったことをショートスピーチしていただきました。それぞれ悲喜こもごも、笑いあり、涙あり、感動ありで、人生色々と感じる時間でした。とはいえ仲間とウォーキング・ランニングを続けることができ、そして忘年会に集うことができるということは本当に幸せなことと、皆で確認しあった大切な時間でした。

その忘年会を壁から見守っていたのは「祝 端宝中紋章 山西先生おめでとうございます」の横断幕です。今年、私たちの指導者である山西哲郎先生は上記の叙勲なさいました。山西先生の、長きにわたる健常者、障碍者の隔てないランニング指導が高く評価されてのことと思います。またその場には3年前に同じく叙勲されたランニング生理学者である山路啓司先生もご参加くださっていました。お二人は大学の先輩・後輩でずっと一緒に走り続け、同じように大学で教鞭をとり、研究し、ランニング学会を設立し、共著でたくさんの超長距離走の専門書を出版しました。そしてほぼ毎月、第一線を離れた今でもランニング大学で一緒に体を動かしていらっしゃり、私たちを指導してくださっています。青春時代から続くお二人の関係を見ながら、うらやましかったり、ほほえましかったり、何より深い尊敬の気持ちとともにランニングの持つ深さと力を見る思いです。











忘年会の最後は「五輪閉め」といって、指の1本から合わせはじめ、2本、3本と順番に合わせ、最後は5本で大きな拍手と同時に飛び上がる閉めで飾りました。笑いに包まれた閉めでした。終わりよければ、全て良し!皆様の良い年末をお祈りしております。西村かおる(2023年12月)

2023/12/03

ランニングの世界 エッセイ 「山西哲郎の季節を走る」 2023年12月3日

  季節は巡る。

凍寒の前触れを、白き衣替えをした谷川岳からの風が教えてくれる前橋の朝。

 僕はこの風景がお気に入りで、さっそく、谷川岳の方向に向かい歩き、ゆっくり走ると、朝ランが大好きな僕の歩みは自然美の虜になってしまう。そして、昔のことの思い出が浮かんでくる。

 故郷に戻って、走ろうとすると、母から、「朝からそんな無理をしない方がいいよ」と、玄関で言われることがしばしば。1日に朝と午後の二回ランニングの習慣づいた僕には、何ら効果もなし。母が亡くなった葬儀の朝も走り、妹から「お兄さんは喪主でしょ」言われる。そのことを、今でも忘れられないが、走ることが単に健康やトレーニングのためではなく、その日の朝、周りの自然の様相と僕の心身を五感で感じる楽しさがあったからである。

 今から、50年前、東京の大学から、前橋に位置する大学に移る決意をしたのも、すそ野の長い雄大な赤城山の山並みに一目ぼれをしたからである。

 全国で最高温度の40度を記録した今年の前橋の夏から秋、そして初冬へと移る山々。緑から次第に紅色へと頂上から裾野に向かっての色彩下りは、例年以上の美の衣替えとなる。

 その感覚は、夕陽と重なるとスポットライトを浴びた様に一段と紅色が増し、僕の気分は画家のごとし。散歩者とすれ違う時、「奇麗な風景になりましたね」の合言葉が互いに生じてくる。

 今朝のジョギングの感覚は脳をより活性化させ、「明日は山に登ってみよう」という体の言葉を創り出す。美は力なりと・・



2022/06/20

ランニングエッセイ 「歩く風 走る風」   by 山西哲郎

  歩く風 走る風     

 じっとしているときに感じない風を 走っていると感じる心地よさ。そんな季節がやってきた。

 僕が風の王国とよぶ上州群馬の前橋。しかし、それは冬の季節の風物詩のこと。北の福島、新潟の白い山並みから、関東平野の北限である大地に吹き下るかぜは、まるで、飛行場に着陸する飛行機の勢いである。

 そのような時、南に向かう道を走れば、スピードアップなって追い風走。風が嫌な時は、林や森のトレイル道は風なしだから、走って風となる。

 やがて、花香る季になれば、風は穏やか。花の香りと美しさに魅せられて、風景の一員となってしまい走るスピードは自然と低下する。でも、スロージョギングか歩きになり2時間、3時間と美の旅する人となり。それが体の生理的スタミナばかりか、心理的にもスタミナがついてくる。スタミナは時間の経過を楽しみや喜びでついてくるのだ。

 でも、やがて夏に近づけば風ゆっくり穏やかになり止まってしまう。そこで、歩いても遅すぎて風を感じず、むしろ暑さを感じるだけ。

 そのような時、5月と6月にランニングの世界主催の「ランニング大学」を新橋からモノレールでかけた有明で行う。そこに有明西ふ頭公園がある。川に沿った道では風を感じ、歩くだけで海風のさわやかさ。

 走れば一段と風強し。僕のそばを通り過ぎる自転車はもっともっと快風の世界なり。

 頑張って速く走ろうとするのではなく、歩き、走り、そしてバイクで進む感覚を体全身で味わえば楽しみになることを季節が教えてくれるのだ。

 かつて、オーストラリアのシドニーの海岸であるボンダイビーチで、泳いでいる人だけではなく、海辺を素足で走っている多くの人に驚いたことがある。きっと、海風に触れながら楽しいのだと思い、僕は日本に帰国して、さっそく海辺を素足で海水に触れ、目はどこまでも広がる海を眺めランナーズハイを感じてしまった。

 今年の夏は、風を求めて楽しく過ごしたし。 



2022/04/25

ランニングの世界  春のエッセイ  by 山西哲郎

 春のウォーク・ラン風景

 季節は自然の風景と私たちの自らの脚の感覚によって変わってくる。

土を露にした冬の大地。土道にも緑の草なく、葉もない裸木の林。冷たい風は走者の身体を冷たく硬くして精神力によって進むのみ。

しかし、その厳しい冬を耐え走りも、もうすぐ暖かい風が春を呼んでくれるという希望が湧いてくる。そして、大地の自然が甦ってくれば、原風景は新た変わり、私たちの冬の走る、歩きも新たに前へ前へと進む力が湧き、変化に富んだ走る動きや速さ、持続力を生み出し始める。

その春への変化はまず体の脳で感じる感覚と筋感覚の対話で始まる。梅林の間を縫って歩いていると、まず、香りから、梅の小さな花が咲いているのを教えてくれ、しっかりと香りを感じようとランの足からからウォークに変わる風景。

やがて、桜のつぼみが枝から膨らみ、咲き始めると香り以上に裸木が桃色の鮮やかな衣をつけ、桜並木やあちこちの桜を探し回り、走っては歩くごちゃまぜジョギング風景。

農家の人たちの春は大地に光と風を与えようと耕し始める季節でもある。田畑の畔道には、草花が芽を出し小さな花を咲かせてくれる。畑の土の畦道を翁草(オキナ草)、青紫のオオイヌノフグリ、黄色の花もある、そして、田にはレンゲ草。余りに綺麗だから、踏んではならぬと散歩風景。

やがて、若葉の森のなかのトレイルの道に入れば、起伏に富んだ走りとなってクロスカントリー風景。

森を出て、見通しの良い土手の上を走れば、黄色の菜の花が一面に広がっている。すると走るスピード感覚はスローになり、走る時間は延びるLSDの風景。

歩く・走る風景はウォーカーやランナーもいっしょになって創っていく世界。さあ、これから5月の風になってどのような風景を創ってみようかな。




2022/04/21

ランニングの世界 2022年 春風のマラニック  by 山西哲郎

  春の風は、山からも、海からも吹き始めます。

今、住む前橋は、冬には強い北風が赤城山から吹き下ろす。それも冷たく強く、体全身が寒さで怯えるほど。冬には、それに耐える強い気持ちが必要ですが、チラホラと桜が咲き始めると、しだいに風は弱くなり、草木に緑の葉が顔を出し、光を浴びると暖かさを感じ始めます。温度計ではなく、風の変化によって、それも体いっぱいに包まれて知るのです。

 4月の10日に、岡山の備中高梁歴史街道マラニックの大会がコロナ禍を超えて行われました。

われら「ランニングの世界」の中心的存在の村松達也夫妻は、地域の方々と共に実行員会をまとめ、かつての銅山である吹屋地区を出発ゴールにして72㎞の起伏の激しいコースのマラニック大会を立ち上げたのです。

 今年で13回目。この難コースを12時間以内で走れるのかと、僕自身が不安になり、スタート前に参加者に準備体操を教えながら「前半は下り坂をゆっくり走り、後半の登坂を頑張りましょう」と伝え、途中の路上では一人一人に声掛けをしていました。












毎回参加してくれている盲人ランナーの久保さん









菜の花、旧坂をスマイルで駆け上る

しかし、ゴールする人たちは、コロナで中止になるかと思ってか「来年も開催をお願いします」。春の風と桜と緑の若葉風景に満喫したのか「いやあ、楽しく快適でしたよ」のスマイル言葉。「エイドの食べ物、飲み物おいしく最高でした」と地元の手作りの味に感謝して、次から次へと感性豊かな言葉が語られ、山並みの自然も街道の風景も走る人支える人も一体化して美しいマラニック模様が展開していました。

 昨年の12月の病いから立ち上がった僕もスッカリ元気になり、春は再生の季節だと、出会った自然風景や人々に感謝でいっぱいでした。