2025/04/01

「ランニングの世界・友の会」 会長就任の挨拶 2025/4/1

 


この度、ランニングの世界・友の会会長に就任いたしました倉島志保と申します。

歴代会長の方々が築いて来られた功績に恥じないよう務めさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 また、「ランニング大学」の名称で長年親しまれてきましたが、皆様に更に親しんでいただけるように「ラン&ウォークの会」と名称を変更いたします。それに伴い、学長であった山西哲郎先生は顧問、会長であった西村かおるは名誉会長として新たに出発いたします。名称は変更いたしますが、これまでの内容を基本として、さらにイベントなど幅を広げた企画をしていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

 近年はウォーキングの方も増え、走る仲間だけでなく、歩きの仲間も一緒に楽しめる仲間づくりの場のひとつとして皆様にご参加いただける様な会にしていきたいと思っております。これまでの経験を活かし、楽しい企画をしていきますのでお気軽にご参加ください。

 毎年4月には山西哲郎先生が編集主幹されている書籍「ランニングの世界」を発行しており、今回で発刊29号になります。ランニングを文化として追及する場としてテーマを設け、多方面の方々から執筆していただいております。読み応えのある内容になっておりますので、こちらもお楽しみいただければ幸いです。

 新体制でスタートいたしますが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

会長 倉島志保




2025/03/15

「ランニング大学」名称変更およびランニングの世界・友の会会長交代のおしらせ 2025/3/16

 


2025年4月より「ランニング大学」の名称から「ラン&ウォークの会」に名称を変更いたします。

これまでランニングの内容を中心に開催して参りましたが、近年、ウォーキングでの参加者も増えてきており、ランニングとウォーキングの両方の方々に気軽に参加していただける様に、名称を変更することにいたしました。

これまで参加していただいた方々にはご心配をおかけいたしますが、名称変更のみで今までのランニング大学と内容は変わらず、さらに今まで以上に幅広くイベントなどを企画していく予定です。

また、ランニングの世界・友の会の会長を西村かおるが務めて参りましたが、西村は名誉会長に就任、新たに会長は倉島志保が就任いたします。新体制の詳細は改めてお知らせいたします。

新体制になりますが、今後とも変わらぬご支援をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。


西村かおる ご挨拶 2025/3/6

 春は三寒四温といいますが、今年の春の寒暖は激しすぎると感じています。東京では5月の気温の翌日に雪となったところもあります。桜のつぼみもどうして良いか、戸惑っているのではないでしょうか。そして大会をひかえるランナーも30km走や大会当日の天候をとまどいながら気にしていることと思います。

    私の今シーズン大会参加は、11月富山マラソン、12月NAHAマラソン、2月高知龍馬マラソン、3月四万十川桜マラソンの予定でした。富山マラソンは天候に恵まれ、気持ちよく走ったのですが、その後、左足足指をぶつけて2本骨折し、NAHAマラソンは無念の不参加。高知龍馬マラソンはギリギリ間にあったのですが、練習は最高気温9度で強風の日に、やっと20kmを半分歩いて走っただけ。これほど練習しないで、大会に参加する無謀さに我ながらあきれながらハーフまでは目指そう、と思ってスタートしました。ラッキーだったのは、当日は曇り、気温13度で無風という絶好のマラソン日和!天候に支えられ、富山マラソンのタイムから遅れること3分でゴールできました。しかも、骨折の影響で早く走ることができないため、抑えたイーブンペースとなり、比較的楽な走りでした。とても嬉しい反面、骨折前の練習は何だったのだ、とがっくりしたのも事実です。自然の重要性を今一度感じた一日でした。

2024/05/12

西村かおる会長 ご挨拶 5月巻頭言(2024/5/13)

 ~この春にあったこと~

早いもので、新緑が輝く5月も半ばとなりました。今年も半分近くが過ぎようとしています。あっという間に時間がたってしまう、と感じているのは私だけでしょうか。とはいえ、自然の中を走る生活をしていると、飛ぶように流れる季節も、敏感に感ずることができるのは幸せなことです。

 すでに詳細なレポートが掲載されているように、先月、前橋で山西先生叙勲のお祝いマラニックが盛大に楽しく開催されました。例年ならば、とっくに散り去っている桜が、奇跡のように長い利根川べりを満開で飾り、お天気にも恵まれ、本当にゴージャスな1日でした。自然を走ることを文化として広げることに人生をかけてきた山西先生への神様からのお祝いのように感じ、とても幸せな春爛漫日でした。

 さて、時間の流れを実感するもう一つとして、毎年4月に発刊される「ランニングの世界29号」が出ました。今回のテーマは「多様なランーあなたは?」です。世の中では、ダイバシティ、あるいは多様性の重要性が注目されていますが、今回の号には元アスリートランナーから、バリバリの市民ランナーまで26名が執筆しており、その内容は実に多様です。一つだけ共通点を挙げるとするならば、執筆者は熟年者そろいということでしょうか? 一人、一人、全く異なる人生ドラマがあると同様、ランニングについて書いても、オリエンテーリング、トレイルラン、トレーニング方法、国内外のラン、コース紹介、ランニングの歴史、スケッチランや、写真、また主催者の立場としてなど、など多彩で同じものが全くありません。今さらながら走ることは、生きる表現なのだ、と実感しました。ぜひ、ご一読いただき、あなたも表現していただければ、と願っております。





2024/04/03

西村かおる会長 ご挨拶 2024/4/4



 今シーズン最後の大会で学んだポジティブシンキングとユーモアの大切さ

今年は三寒四温がより激しいですが、それでも春本番となってきました。マラソンシーズンもそろそろ終盤です。3月24日、私は今シーズン4回目、最後のフルマラソンとして、高知県で16th 四万十川桜マラソンを走ってきました。四万十川のマラソン大会というと高知でもウルトラマラソンと思われますが、100km大会は10月です。また四万十川は長く、場所も大きく異なります。桜マラソンは土佐街道と呼ばれる上流の秘境四万十川沿いを、延々と続く桜並木の下、菜の花を見ながら走ります。このマラソン大会はともかく、雨が多い大会で、桜の開花は運しだい。私は昨年から参加しましたが、スタート時は雨、しかしすぐに曇りとなり、桜は満開という比較的ラッキーな大会でした。しかし何とか美しい晴れの清流と桜を見たいと申し込んだ今年は、数日前からずっと土砂降り。当日も土砂降りの上、雷警報も発令されていました。エントリー数1184名で、出走は828名(大会HPより)、約20%にあたる248名がキャンセルしたのもうなずけます。かくゆう私も迷ったのですが、高齢者率の高い過疎地で雨の中、運営してくださる方たちのことを考えると、ともかく出走しよう、ハーフまではともかく走ろう、と自分をふるいたたせました。

とはいえ朝5時半、高知駅始発列車の窓を容赦なく雨粒がたたきつけます。乗車中の2時間20分、雨は更に強くなり、テンションはダダ下がりでした。終点の窪川駅を降りるのは、ランナーばかり。スタートの小学校を目指して深く傘をさし、皆もくもくと歩いています。そんな中、前方に傘をささずに、カッパ姿ですでに走る格好をした2人の若い女性がいました。私が追い抜く時、二人の本当に楽しそうな、はしゃいだ声が聞こえました。「イェイ!これから長い水遊びができるぞ!やったー!」なんと、ポジティブ! 思わず笑ってしまい、その言葉で気持ちを一気に明るく切り替えてもらえ、会場に入りました。

スタート直前、大会事務局から「本日は雷警報も発令されおりますが、大会を開催することとしました。しかしコースに出れば雷を避ける避難場所はありません。皆さん、各自でご対応お願いいたします」とのアナウンス。思わず心の中で「どう対応すればいいの?」と突っ込みをいれつつも、「そうだよね。秘境と呼ばれる自然の中を走るのだから。しかし、わざわざアナウンスする?」とこれにも笑いが出ました。

 スタート直後、沿道で応援してくれていた高齢の女性が「雨でごめんねぇ!」とランナーに何度も謝っていました。驚きと笑いで思わず「大丈夫!ありがとう!」と叫んだのですが、たっぷりパワーをもらいました。

その後、緩やかなアップダウンを走っていると、私の前を走っていた中年男性が、雨の中コースに立ってくれていたスタッフに「坂道ばっかりで走りにくい!」とぶつけるように言い捨てて、走り過ぎました。私は「自然コースの大会に申し込んで、そんなこと、言う?それも魅力なのに」とビックリ。なぜか、スタッフは「ありがとうございます」と答えたのですが、その言葉は後ろを走っていた私に届きました。私も「ありがとうござます」と答えたのですが、「ネガティブは毒だ」とつくづく感じた瞬間でした。

ゴールまでずっと雨でしたが、日焼けしない、走りながらクーリングできる、お風呂に入らなくても汚れが流せる、雨にけぶる四万十川は美しい、と良いことばかりでした。おかげで疲れも汚れもさほど気にならず、着かえただけで、その夜、高知駅から同級生のコミックバンドライブに直行し、2時間お腹を抱えて大笑いし続け、本当に身も心も満たされた一日となりました。

四万十川 沈下橋(水量が増すと沈下する橋)こんな橋が四万十川にはあちこち。

夏には子どもたちがこの橋から飛び込んで遊んでいます。夏の風物詩です。


2024/02/21

西村かおる会長 ご挨拶 2024/2/22

 三寒四温の毎日、街中を走っていると、向かってくる風に梅や沈丁花の香りが運ばれてきて、思わず深呼吸する季節となりました。暖かな春日となった2月18日、今年は10回目の記念大会となった高知龍馬マランに出走しました。高知は私のふるさとでもあり、コロナ以降は東京との二拠点生活の場でもあります。私は第1回龍馬マラソンから連続出場しており、10回完走することができたことはとてもうれしいことです。

第一回大会は3000人ちょっとの参加者で、応援もとても少なく、雄大な太平洋の海沿いコースは護岸工事中で寂しい大会でしたが、年々賑わいを増し、一時期の参加者は1万人を超えました。しかし他の大会同様、コロナの影響を受け2回は中止、コロナ解禁となった今年は1万人超えを目指した大会でしたが、8000人あまりの参加でした。大会前には経済面も含め、運営の厳しさも報道されました。しかし沿道の応援人数は今まで一番多く、応援方法も工夫され、私設エイドや、バンド、スピーカーを使った音楽など、内容が豊になってきました。それは春の陽気とコロナ解禁のせいだけではなく、箱根駅伝で圧倒の優勝を飾った青山学院の陸上部選手が走ること、また記念大会ということで、子供や車いすの方が参加できるファンラン、42.195kmをペアでタスキリレーする新しい企画があったことも影響したと思います。因みに優勝は箱根で8区間賞を取った青山学院大学1年生、塩出翔太選手の2時間19分20秒でした。

応援に話をもどすと、前日には地元の新聞に参加者全員の名前が出ため、つぶさに確認してくれた同級生や、親戚などから次々と応援ラインや電話がはいり、「どこどこで応援しているから、声をかけて」と嬉しいお声かけがたくさんはいりました。10年前は一部のランナーのためだったマラソン大会が、だんだん市民のお祭りに近い大会に育ってきたと実感し、うれしかったです。

 高知龍馬マラソンのキャッチコピーは「わざわざ高知で走ろう!」です。昭和の時代には、「陸の孤島」と呼ばれた高知の名残でしょうか。それとも、事実上まだへき地から脱してしていないのか? ともかく、沿道で応援してくれる人たちからは他の大会では、ほとんど耳にすることがあまりない「わざわざ、走ってくれてありがとう、ありがとう!」「よう走ってくれた!」、また高齢の方たちは「偉い! 偉い!」という誉め言葉が、頑張れの代わりに連発されたりします。「こちらこそ、応援ありがとう!」の応酬は、ほっこりした力をもたらしてくれます。『ランニングの世界・友の会』でも、参加者同士のやりとりで、ほっこりした力が生まれるような運営をしていきたいなあ、と思いながらゴールした楽しい大会でした。ぜひ、来年はわざわざ、参加してみませんか?     西村かおる

2023/12/31

西村かおる会長 新年ご挨拶  2024/1

 新しい年が明けました。本来は「おめでとうごさいます」とご挨拶すべきところですが、今年は元旦から大地震、羽田空港航空機事故、あちこちでの大火事と連日大きな災難が続きました。まずは被害に遭われたたくさんの方々に、お見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。そして一日でも早く、被害に遭われた方々が平安な日常生活が過ごせることを深くお祈りいたします。

単独に災害が起こる確率は同じなのでしょうが、それにしても新年3が日に、こうも悲惨な災害が続くと、一体今年はどうなるのだろうか、と暗澹とした気持ちになります。そんなやりきれない気持ちにお正月らしさを与えてくれたのは、やはり箱根駅伝でした。

とはいえ、お雑煮やおせちを朝食として食べながら箱根駅伝を見るいつものお正月のはずが、テロップでは、揺れが続く北陸の情報が続々入ります。被災地の方々のことを考えると、自分が当たり前のお正月を迎えていることにとても申し訳ない、という気持ちを持ったのは、きっと私一人ではなかったのではないかと思います。しかし選手たちの全身全霊をかけて今を必死で走り切る姿は、そんな後ろめたさから「今、自分がある場所で精いっぱい生きる大切さ」に戻してくれました。「今、私がおせちを食べることをやめても、被災者を救えるわけではない。今はたくさん感謝しておいしく食べよう。そしてできる時がきたら、私なりのベストを尽くそう」と思い直しました。

走ることは、とてもシンプルです。でもシンプルなゆえに、それだけ奥が深く、生きることと直結し、教えてくれることがたくさんあることを再度強く感じました。

今年も皆さまと、更にランニングの世界を深めていきたいと願っております。どうぞよろしくお願いします。   西村かおる(2024年1月)

※写真は「23年富士山頂のご来光」